目次
尾崎紅葉の俳句一覧
春
- 春の日の巡礼蝶に似たるかな
未分類
- 早乙女の蛙にわたす日暮哉
- 星既に秋の眼をひらきけり
- 死なば秋露の干ぬ間ぞおもしろき
- 泣いて行くウエルテルに逢ふ朧哉
- 苗代や案山子の鼻もきのふけふ
- 近道や茨白うしてうす暗き
- 誰か見てや木葉狹みし山家集
- 蛙恨を呑みて草むらに蛇の衣を裂く
- 危き哉古き軒端に梯子かけて菖蒲葺く
- 俗物暁に起きて蓮華裏に茶を採る
- 切符買うて手毎にかざせ初紅葉
- 自転車の汗打かをる公子かな
尾崎紅葉 プロフィール
尾崎 紅葉(おざき こうよう、1868年1月10日(慶応3年12月16日) - 1903年(明治36年)10月30日)