俳句の用語 歳時記 2020年1月19日 歳時記は元来、季節物の万羅森象を季節により分類してまとめた書のことを指していいます。 これには古今東西の年中行事なども含まれています。 江戸時代以降、主に俳諧の連歌用および俳句用の季語の分類と、それら季語の解説や模範例が載せられた書をいうようになりました。 律詩や絶句などの定型詩の形式が大成された唐の歳時記のことが、奈...俳句の作り方
俳句の用語 現代の季語 2020年1月19日 生活のなかの様々な事物が、季節を反映しているので、季語の数は大変多いです。 江戸時代以降、歳時記に俳諧・俳句の季語が集められ、分類されていました。 19世紀末からは太陽暦に改編されてきました。時候の挨拶などには、その名残があります。 時候だけでなく、天気や土地、生活やお祀り、植物や生物、穀物や果実、食べ物では旬の物など...俳句の作り方
俳句の用語 ホトトギス 2020年1月19日 雑誌『ホトトギス』は、合資会社ホトトギス社の発行による、俳句などの総合文芸誌です。 正岡子規の友人が、1897年に創刊しました。1898年10月には、松山から東京に本拠が移され、高濱虚子に継承されました。 小説『吾輩は猫である』を夏目漱石が発表したのが雑誌『ホトトギス』です。 1919年の夏頃には芥川龍之介の句が掲載さ...俳句の作り方
俳句の用語 吟行句会 2020年1月19日 吟行とは、詩句を作るため、戸外へ散策などに出かけることです。吟行句会では、このような吟行と句会を連続して行います。 一定の時間を設けて、参加者たちが創作のための散策をし、それぞれが景色を見ながら作った句であるところの嘱目吟を作ります。 それから、それぞれに見せ合ったり詠唱しあったり、選者または指導者の評をえたりする句会...俳句の作り方
俳句の用語 題詠句会 2020年1月19日 題詠句会とは、俳句のお題があらかじめ決まっている形式の句会です。 お題は季題や季語の場合もあれば、そうではない場合もあります。句会の日まで伏せられていて、句会席上で出される題を、席題といい、句会の日までに知らされる題を兼題といいます。 席題の場合は、句会の間に即興で俳句を創作することとなります。...俳句の作り方
俳句の用語 袋回し 2020年1月19日 袋回しは題詠の一種で、1題1句ずつの即吟を行うためのやや簡易な形式の句会です。 封筒などの袋を順に回していき、1人1人が短冊等に俳句を書いて、それを袋に入れていきます。その後、句が選ばれます。 袋回しの題は、それぞれが好きに選んで書いていいのが基本です。...俳句の作り方
俳句の用語 膝回し 2020年1月19日 1890年代頃から、互選形式の句会が、正岡子規や椎の友社の伊藤松宇らによって行われました。 互選形式の句会は、膝回しと呼ばれ、正岡子規の句会に取り入れられると、広く一般化しました。 現在も活発に行われている互選形式の句会の原型となりました。...俳句の作り方
俳句の用語 発句合 2020年1月19日 近現代の句会の発端となったのは、連句の始まりの五・七・五にあたる発句だけを単独でみせ合って、その良さを競い合う発句合です。 左右の組に別れて、順番にそれぞれ1句ずつ出し合っていき、その優劣が毎度判定されていく形式で、与謝蕪村らによって盛んに行われました。 宗匠が何人かの句から優れたものを選ぶ形式の運座もありました。 こ...俳句の作り方
俳句の用語 句会 2020年1月19日 江戸時代、俳諧連歌は、何人かの人々が集まって連句をものす句会でよく作られていました。 近現代では、句会とは、同好の人々が自作の俳句をみせ合って、評価し合ったり批評し合ったりするために催される集まりです。 いい俳句が互選される互選句会もあれば、コアユーザーにより選ばれた選者や指導者などにより選と講評がなされるタイプの句会...俳句の作り方
俳句の用語 連句 2020年1月19日 五・七・五の長句と七・七の短句とを連ねていくのが連句といわれる形式の文学で連歌を崩した内容のため、俳諧の連歌、あるいは俳諧という呼び名がついています。 俳諧とは滑稽という意味で、17世紀前半に連歌から別れ、隆盛を誇りましたが、元和年間(1680年前後)に薫風俳諧が確立されて俳諧が止揚されました。この後、俳諧の連歌の発句...俳句の作り方