俳句の用語 連歌 2020年1月19日 連歌とは、短歌の上の句である五・七・五と下の句である七・七を、違う人が詠んで繋げるという遊戯的な和歌を起源としていました。平安時代末期、武家の隆盛に伴って興りました。 院政の頃、当世風の流行として一世を風靡しました。 五・七・五・七・七だけで完了する形式の院政期頃流行の連歌を短連歌といいます。 後代には、これが発展して...俳句の作り方
俳句の用語 起承転結 2020年1月19日 よく物語でいう起承転結とは、漢詩の1種の絶句(1行が5字または7字)といわれた4行定型詩における構成のことを指します。 同様に、古来短歌と連歌において上の句と下の句との繋がり方が重視されました。 詳しく言うと、下の句が上の句に対し、順接的か逆接的かに大別される場合が多かったといえます。 そのような下の句中に『結局作者が...俳句の作り方
俳句の用語 定型詩 2020年1月19日 俳句は定型詩です。松尾芭蕉が作品中で必ずといっていいほど意識しているように、元来日本の定型詩の原型あるいは、その源流は中華王朝の五言絶句や律詩における文字そのものや形式美とされています。 中国では古詩散文を形式化して、テーマの凝縮と起承転結の構成の強調を浮き彫りにし、定型詩として昇華させた経緯があります。 5世紀頃まで...俳句の作り方
俳句の用語 今様(いまよう) 2020年1月19日 今様は、平安時代の末期に一世を風靡しました。『紫式部日記』や『枕草子』にも登場する言葉で、そもそもは仏教などの宗教の歌や、詩文の朗詠といった当世における声楽的なものといった幅広い意味を有していました。平安時代末期に貴族政治が崩壊して権力分散が始まる中、格式ばらないくだけた現代風として流行したり浸透したりしたため、主とし...俳句の作り方
俳句の用語 季語 2020年1月19日 季語という用語は、1908年に、大須賀乙字によって初めて使用されたといいます。 特定の季節を表すとあらかじめ解っている数多のキーワードを季語といいます。 俳諧の連歌や俳句においてよく用いられ、特に俳句では原則的に使用されることが決まっているほど、重要視されます。 なぜかというと、連歌などは、読み手が転々とするにも拘(か...俳句の作り方
俳句の用語 季題 2020年1月19日 『季題』とは、1903年に新声会の森無黄が、初めて使用した俳句用語です。かつては『季・季節』または、『四季の詞(ことば)』や『季の題』といった、様々な言い方がなされていたといいます。 森無黄の後、俳人・正岡子規は、俳句の近代化を推し進め、季語によって四季のいずれかが主題の歌であると強く認識されることが重要だということを...俳句の作り方