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春の季語「柳(やなぎ)」の解説
柳は、春に、煙るように柔らかい葉が美しいものです。霊力のある木と古くからいわれており、庭園や街路、水辺などに植えられてきました。
春の季語「柳(やなぎ)」の子季語・関連季語・傍題・類語など
枝垂柳(しだれやなぎ)/糸柳(いとやなぎ)/青柳(あおやなぎ)/川端柳(かわばたやなぎ)/川添柳(かわぞいやなぎ)/柳の糸(やなぎのいと)/嬌柳(たおやなぎ)/門柳(かどやなぎ)/遠柳(とおやなぎ)/柳影(やなぎかげ)/楊柳(ようりゅう)
春の季語「柳(やなぎ)」を使った俳句一覧
- 雪どけのなかにしだるる柳かな / 芥川龍之介
- 池の面にはらりとしたる柳かな / 飯田蛇笏
- 柳挿すやしばし舟押して白腕 / 飯田蛇笏
- 巡邏終へて柳に日あり歌書を繙く / 飯田蛇笏
- 居すごして箸とる家の柳かな / 飯田蛇笏
- 柳から出てゆく船の早さかな / 井上井月
- 青柳や雲にながるゝあらし山 / 岩田涼菟
- 鳥どもに見かぎられてや散柳 / 岩田涼菟
- 流るゝか雲に柳のあらし山 / 岩田涼菟
- 樹の中に只青柳の尾長鳥 / 上島鬼貫
- むつとしてもどれば庭に柳かな / 大島蓼太
- 水汲みに来ては柳の影を乱す / 尾崎放哉
- すつかり病人になつて柳の糸が吹かれる / 尾崎放哉
- 何事もなしと過行 柳哉 / 越智越人
- よの木にもまぎれぬ冬の柳哉 / 越智越人
- 墨染で初日うかがふ柳かな / 加賀千代女
- わか水や柳見よとの道も有 / 加賀千代女
- 下萌に雫あふなき柳哉 / 加賀千代女
- うくひすは起せどねぶる柳哉 / 加賀千代女
- さそふ水あらばとぬるる柳かな / 加賀千代女
- ながれては又根にかへる柳かな / 加賀千代女
- のびる程恐しうなる柳かな / 加賀千代女
- 雲に届く近道知て柳かな / 加賀千代女
- 花咲ぬ身はふり安き柳かな / 加賀千代女
- 見るうちにわすれて仕まふ柳かな / 加賀千代女
- 手折らるる花から見ては柳かな / 加賀千代女
- 松原に柳は春の夕かな / 加賀千代女
- 吹分る柳は青し馬の髪 / 加賀千代女
- 昼の夢ひとりたのしむ柳哉 / 加賀千代女
- 釣竿の糸吹そめて柳まで / 加賀千代女
- 晩鐘のつり合もよき柳かな / 加賀千代女
- 百とせにもう一眠り柳かな / 加賀千代女
- 浮島を青う突出す柳かな / 加賀千代女
- 柳から残らず動く氷かな / 加賀千代女
- 青柳のけふは短きしほ干かな / 加賀千代女
- 山吹や柳に水のよどむころ / 加賀千代女
- 柳には雫みじかしはつ時雨 / 加賀千代女
- さそふ水もなくてかくまでかれ柳 / 加賀千代女
- 年の内に柳ばかりは柳かな / 加賀千代女
- 月遠く柳にか ゝる夜汐かな / 加舎白雄
- 日永きや柳見て居る黒格子 / 加舎白雄
- 夕汐や柳がくれに魚わかつ / 加舎白雄
- 縁日の昼も店出す柳かな / 河東碧梧桐
- 賑やかな町に寺ある柳かな / 河東碧梧桐
- 五島戻れば港奥ある夕柳 / 河東碧梧桐
- 古き梅古き柳や小六条 / 河東碧梧桐
- 柳散るや馬と異なる牛の痩 / 河東碧梧桐
- 柳散て料理も淋し忍川 / 河東碧梧桐
- 腰をふる門の柳やかぶきもの / 北村季吟
- うまの子の無事な貌なる柳哉 / 久保田春耕
- 眠り覚めて柳の雫聞く夜哉 / 久保田兎園
- 墓手水御門の柳浴びてけり / 久保田兎園
- 右は月左は水や夕柳 / 久保田兎園
- ゆつくりと時計のうてる柳かな / 久保田万太郎
- 元日や柳さくらの舞扇 / 久保田万太郎
- きえぎえに白山みゆる柳かな / 久保田万太郎
- 目にみえて柳青めり雛納 / 久保田万太郎
- 東をどりの柳の青みわたりたる / 久保田万太郎
- 柳の芽漸く月もまどかなり / 久保田万太郎
- いたづらにそよぐ柳や雲の峰 / 久保田万太郎
- ちりそむる柳がもとの夜ぎりかな / 久保田万太郎
- 出世大黒まへの柳散りにけり / 久保田万太郎
- 配給の卵三つや柳散る / 久保田万太郎
- 桟橋にかぶさる柳散りにけり / 久保田万太郎
- あさがほのまだ咲く柳散りにけり / 久保田万太郎
- 何事も気のもちやうや柳散る / 久保田万太郎