作品集長谷川零余子の俳句 2021年3月11日 2021年3月20日俳句の作り方 FacebookTwitterはてブLINEPocketFeedly 団扇持ちてたそがれ顔の庵主かな蛍這へる葉裏に水の迅さかな山焼の茶屋に書きたる手紙かな黄水仙に尚霜除のありにけり腹減るとにはあらねども蕨餅雛芥子は美しけれど妹恋し夕暮やけしの坊主の又殖ゆる鯒王の砂ゆるがして游ぎけり一夜々々星高くある槐かな冷かな灯にかゞみ書く畳かな長谷川零余子 プロフィール長谷川 零余子(はせがわ れいよし、1886年(明治19年)8月20日 - 1928年(昭和3年)7月27日) FacebookTwitterはてブLINEPocketFeedly
キゴサーチ(冬) さむし「寒し(冬)時候」【最近の句集から選ぶ歳時記「キゴサーチ」/蜂谷一人】午後からはがくんと寒し谷戸住ひ 星野椿「早春(2018)玉藻社」 谷戸を広辞苑で引くと「(関東地方で)低湿地。特に鎌倉辺に地名として多く現...
超初心者向け俳句百科ハイクロペディア そんもん・存問【超初心者向け俳句百科ハイクロペディア/蜂谷一人】存問とは挨拶のこと。日本最古の書物、古事記にはイザナギとイザナミの挨拶が記されています。まず女神が言います。 阿那邇夜志愛袁登古袁(あなにや...
キゴサーチ(夏) どじょうなべ「泥鰌鍋(夏)生活」【最近の句集から選ぶ歳時記「キゴサーチ」/蜂谷一人】このへんの会社の人が泥鰌鍋 岸本尚毅「小(2014)角川学芸出版」 大抵の鍋は冬の季語ですが、泥鰌鍋は夏。かつては、身近で精のつく食べ物の...