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秋の季語「花野（はなの）」の解説
花野は、秋の草花の萩、桔梗、薄、釣舟草、吾亦紅などが咲き誇る野原のことをいいます。哀れをさそう趣が秋風に吹かれている花々にはあります。
秋の季語「花野（はなの）」の子季語・関連季語・傍題・類語など
秋の季語「花野（はなの）」を使った俳句一覧
- 花野ゆく耳にきのふの峡の聲 ／ 石井露月
- 花野来し君なれば庵の敗荷見て ／ 塩谷鵜平
- 露ふむで指す方もなき花野哉 ／ 尾崎放哉
- 笠を置とこを見ありく花野哉 ／ 加賀千代女
- 観世音おはす花野の十字路 ／ 川端茅舍
- 釣人のちらりほらりと花野道 ／ 川端茅舍
- 釣針をひさぐ一つ家花野道 ／ 川端茅舍
- 川上の水静かなる花野かな ／ 河東碧梧桐
- 領境牧場も置かず花野かな ／ 河東碧梧桐
- 芒絶て茅の穂交り花野かな ／ 河東碧梧桐
- 芒谷下りて果なき花野かな ／ 河東碧梧桐
