俳句の作り方
俳句の作り方の記事一覧
羅(うすもの)や人悲します恋をして 真砂女は恋に生きた女性。千葉県鴨川市の老舗旅館の三女として生まれました。22歳で日本橋の靴問屋の次男と恋愛結婚し一児を出産。しかし、夫が賭博癖のあげく蒸発してしまい、実家に戻ります。28歳のときに長姉が急死。旅館の女将として家を守るため義兄(長姉の夫)と再婚。30歳のときに旅館に宿泊...
西瓜はいつの季語でしょう。夏?不正解。正しくは秋。では西瓜割りは?もちろん秋でしょう。不正解。正しくは夏。西瓜は植物の季語。一方西瓜割りは生活の季語。分類が違います。歳時記は、時候 天文 地理 生活 行事 動物 植物の7つの項目に分類されています。 時候とは、手紙の書きだしの挨拶に使う言葉。「大暑の候いかがお過ごしです...
数字を詠みこんだ句は沢山あります。 香水の一滴づつにかくも減る 山口波津女 さみだれや大河を前に家二軒 与謝蕪村 いきいきと三月生まる雲の中 飯田龍太 みづうみに四五枚洗ふ障子かな 大峯あきら ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに 森澄雄 数字を入れると描写が具体的になります。これは俳句にとってとても...
ふはふはのふくろふの子のふかれをり 小澤實 しらべとは音楽的な言葉の流れ、リズムのこと。掲句はそのしらべが楽しい作品。ふはふは ふくろふ ふかれ と「ふ」が四回。同じ音を繰り返すことを「韻」と呼びます。フレーズの頭なら頭韻。フレーズの最後なら脚韻です。子音はそれぞれ特性を持っていて Hの音は ふわふわ ひゅうひゅう...
助詞は螺子の役割。名詞や動詞、形容詞といった俳句の部品をつなぎます。螺子穴にあっていなかったり、脱落していたりするとさあ大変。一句が成り立ちません。次の例を見てください。 運動会午後へ白線引き直す 西村和子 運動会午後に白線引き直す 「午後へ」と「午後に」、一字違うだけですが大きく意味が変わります。午後へ、は午後に...
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