夏の有名俳句の一覧




夏のシーズンは、青々と海と空が美しく輝いて、日差しが眩しい季節です。

ここでは、このような夏に詠まれた有名な俳句についてご紹介します。

目次

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夏の季語とは?

夏の季語としては非常に多くありますが、ここではよく使われるものについてご紹介します。

まず、代表的な夏の季語としては、夏の天気を表す言葉があります。

言葉としては、例えば、炎天、五月晴、梅雨などがあります。

遠雷や入道雲なども夏の季語になります。

また、夏というとやはり暑さでしょう。

夏の暑さを表す熱帯夜や大暑、汗なども、夏の季語になります。

夏が終わりになって晩夏になれば、秋近しというような夏の季語もあります。

また、夏に着るものとして、例えば、海水着、短ズボン、浴衣なども夏の季語になります。

夏に使う蚊取り線香、団扇、サングラス、日傘なども夏の季語です。

さらに、夏の楽しみの、プール、海水浴、花火なども夏の季語になります。

夏に詠まれた有名な俳句とは?

ここでは、夏に詠まれた有名な俳句についてご紹介します。

「長持ちに 春ぞくれ行く 更衣」

この俳句は、井原西鶴が詠んだもので、更衣が季語です。

内容としては、「春の着物を衣替えの日に長持にしまえば、春までもがまるで長持の中に暮れていくようです」ということです。

「目には青葉 山ほととぎす はつ松魚」

この俳句は、山口素堂が詠んだもので、初がつおが季語です。

内容としては、「青葉が目には眩しく、山のほととぎすの声が聞こえて、口には美味しい初がつおの初夏です。」ということです。

「夏草や 兵どもが 夢の中」

この俳句は、松尾芭蕉が詠んだもので、夏草が季語です。

内容としては、「栄華を藤原三代が夢見たこの土地も、夏草が現在は生い茂っています。」ということです。

「五月雨を あつめてはやし 最上川」

この俳句は、松尾芭蕉が詠んだもので、五月雨が季語です。

内容としては、「最上川は、降り続く五月雨を集めて水が溢れて、矢のようなスピードで流れています。」ということです。

「閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声」

この俳句は、松尾芭蕉が詠んだもので、蝉が季語です。

内容としては、「非常に深い静けさです。蝉の鳴く声だけが静まり返った岩山には高く響いて、これ以外には全く聞こえません。岩々にこの蝉の鳴く声も染み込んでいくようで、静けさだけをただ際立たせているようです。」ということです。

「象潟や 雨に西施が ねぶの花」

この俳句は、松尾芭蕉が詠んだもので、ねぶの花が季語です。

内容としては、「象潟の雨に濡れて咲いているねむの花は、中国の古代の美女の西施が寝ている様子を思わせるものです。」ということです。

「山蟻の あからさまなり 白牡丹」

この俳句は、与謝蕪村が詠んだもので、白牡丹が季語です。

内容としては、「白牡丹の花びらの上を、真っ黒い山蟻がはっています。白い牡丹にはっきりと黒い姿が浮かんでいます。」ということです。

「さみだれや 大河を前に 家二軒」

この俳句は、与謝蕪村が詠んだもので、五月雨が季語です。

内容としては、「水かさが五月雨で増して勢いよく流れている大河の岸辺に、心細そうに2軒の家が立っています。」ということです。

「夏河を 越すうれしさよ 手に草履」

この俳句は、与謝蕪村が詠んだもので、夏河が季語です。

内容としては、「暑い夏の日に道を歩いていると、 小さい川がありました。そのため、履いていた草履をぬいで手に持ってこの小さい川を渡りました。冷たい水で気持ち良く、このように子どものときに川を渡ったことを思い出しました。」ということです。

「愁ひつつ 岡にのぼれば 花いばら」

この俳句は、与謝蕪村が詠んだもので、花いばらが季語です。

内容としては、「何だか非常に悲しい気持ちになって、丘に一人で登っていくと、きれいな白い野ばらがそこにはあちらこちらに咲いていました。」ということです。

「ふるさとや 寄るもさはるも ばらの花」

この俳句は、小林一茶が詠んだもので、ばらの花が季語です。

内容としては、「はるばるやってきた故郷は、家族だけでなく、村の人までもがばらの花のとげのように私を痛めつけます。」ということです。

「蟻の道 雲の峰より つゞきけん」

この俳句は、小林一茶が詠んだもので、蟻・雲の峰が季語です。

内容としては、「長くありの行列が続いています。これは間違いなく、空に見える入道雲から続いてきたのでしょう。」ということです。

「夏嵐 机上の白紙 飛び尽くす」

この俳句は、正岡子規が詠んだもので、夏嵐が季語です。

内容としては、「窓を夏の暑い日に開けていると、涼しい風が突然吹き付けてきて、机の上の白い紙が全て飛んでいきました。」ということです。

「映りたる つゝじに緋鯉 現れし」

この俳句は、高浜虚子が詠んだもので、緋鯉が季語です。

内容としては、「つつじの花が池のほとりに咲き乱れ、くっきりと水面に映っています。この池の中から、ゆったりと大きな緋鯉が姿を現しました。」ということです。

「夏の蝶 日かげひなたと 飛びにけり」

この俳句は、高浜虚子が詠んだもので、夏の蝶が季語です。

内容としては、「一匹の蝶が、夏の日に日向に入ったり、日陰に入ったりしながら、ひらひらと飛んでいます。」ということです。

「月に柄を さしたらばよき 団扇かな」

この俳句は、山崎宗監が詠んだもので、団扇が季語です。

内容としては、「暑い真夏の夜、もし真ん丸の月に柄を付ければ、間違いなくいい団扇になるでしょう。」ということです。

「暗く暑く 大群衆と 花火待つ」

この俳句は、西東三鬼が詠んだもので、花火が季語です。

内容としては、「夏の蒸し暑い夜に、多くの見物人に混じって、花火が上がるのを待っています。どのような花火が一体上がるのでしょうか。みんなが、暗闇の中で、期待に胸を膨らませて今か今かと待っています。」ということです。

「算術の 少年しのび 泣けり夏」

この俳句は、西東三鬼が詠んだもので、夏が季語です。

内容としては、「夏の暑いある日、男の子の泣き声が家の中のどこからかします。夏休みの算数の宿題ができなくて、隠れて泣いています。」ということです。

「一点の 偽りもなく 青田あり」

この俳句は、山口誓子が詠んだもので、青田が季語です。

内容としては、「青々とした水田が、夏の照りつける日差しのもとに広がっています。水田に張られた水は、日の光をきらきらと反射して、非常にみずみずしくて美しく、まさに夏の日本の田園風景です。」ということです。

「万緑の 中や吾子の歯 生え初むる」

この俳句は、中村草田男が詠んだもので、万緑が季語です。

内容としては、「真夏に、緑の世界が辺り一面に広がっています。このような時に、愛しい我が子の口に白い歯が初めて生えてきました。小さい歯の白が、溢れる草木の緑にまぶしく映えています。」ということです。

「暁の 紺朝顔や 星一つ」

この俳句は高浜虚子が詠んだもので、朝顔が季語です。

内容としては「明け方の紺色の朝顔、星が空には一つ」ということで、星と朝顔の対比が素晴らしく、情景がイメージできるでしょう。

「荒海や 佐渡に横とう 天の川」

この俳句は松尾芭蕉が詠んだもので、天の川が季語です。

内容としては「荒海や佐渡の方に横たわる天の川」ということで、おくのほそ道の旅の途中で詠んだものです。

この俳句も広く知られている有名なもので、秋の季語と天の川はされていますが、現代では夏をイメージさせてくれます。

「朝顔に つるべとられて もらい水」

この俳句は加賀千代女が詠んだもので、朝顔は季語です。

内容としては「つるべを朝顔にとられてしまったためもらい水をしました」ということで、つるべは水を井戸で汲み上げる桶などです。

この俳句は非常に有名なもので、つるべと朝顔の組み合わせが非常に巧みです。

「薄月夜 花くちなしの 匂いけり」

この俳句は正岡子規が詠んだもので、薄月が季語です。

内容としては「薄月夜にくちなしの花が匂っている」ということで、何ともいえない感情を薄月夜がもたらしてくれます。

「入る月の 跡は机の 四隅哉」

この俳句は松尾芭蕉が詠んだもので、月が季語です。

内容としては「地に入る月、後に残されたのは机の四隅」ということで、夏の夜がイメージできるでしょう。

「川風や 薄柿着たる 夕涼み」

この俳句は松尾芭蕉が詠んだもので、夕涼みが季語です。

内容としては「川風や薄柿色の服を着ている夕涼み」ということで、薄い赤茶色が薄柿ということです。

「籠かばふ 鬼灯市の 宵の雨」

この俳句は水原秋桜子が詠んだもので、鬼灯が季語です。

内容としては「籠をかばう、鬼灯市の宵の急な雨」ということで、宵の雨を夕立の代わりに使うところが優れているでしょう。

「さじなめて 童たのしも 夏氷」

この俳句は山口誓子が詠んだもので、氷が季語です。

内容としては「子供がさじをなめて夏氷を楽しんでいる」ということで、楽しそうな子どもの笑顔がイメージできます。

「雲の峰 いくつ崩れて 月の山」

この俳句は松尾芭蕉が詠んだもので、雲の峰が季語です。

内容としては「雲のかかる峰は、月の山でいくつ一体崩れていくか」ということで、山形県の出羽三山の月山が月の山です。

「山門の 大雨だれや 夏の月」

この俳句は小林一茶が詠んだもので、夏の月が季語です。

内容としては「山門の大雨垂れと夏の月」ということです。

「五月雨を 集めてはやし 最上川」

この俳句は松尾芭蕉が詠んだもので、五月雨が季語です。

内容としては「最上川の流れが五月雨を集めて早い」ということで、旧暦の五月は、夏のシーズンも間近でしょう。

「涼風の 曲がりくねって 来たりけり」

この俳句は小林一茶が詠んだもので、涼風が季語です。

内容としては「やっと涼風が曲がりくねって来たなあ」ということで、曲がりくねっての表現が小林一茶らしいでしょう。

「閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声」

この俳句は松尾芭蕉が詠んだもので、蝉が季語です。

内容としては「この静けさは蝉の声が岩に浸み入るようである」ということで、非常に有名な俳句です。

「七夕の 逢はぬ心や 雨中天」

この俳句は松尾芭蕉が詠んだもので、七夕が季語です。

内容としては「七夕の織女と牽牛が逢えないときの心持ちは雨中天というようなところか」ということで、雨中天は有頂天にかけたものです。

「たたかれて 昼の蚊をはく 木魚かな」

この俳句は夏目漱石が詠んだもので、蚊が季語です。

内容としては「叩かれて、昼の蚊を吐く木魚」ということで、ユーモアが夏目漱石らしく感じられます。

「月の頃は 寐に行夏の 川辺哉」

この俳句は杉山杉風が詠んだもので、夏の川が季語です。

内容としては「月が出る頃には夏の川辺に寝に行く」ということです。

「散れば咲き 散れば咲きして 百日紅」

この俳句は加賀千代女が詠んだもので、百日紅が季語です。

内容としては「百日紅が散っては咲き、また散っては咲く」ということで、リズムを散れば咲きの繰り返しが生んでいます。

「月見草 神の鳥居は 草の中」

この俳句は水原秋桜子が詠んだもので、月見草が季語です。

内容としては「神の鳥居は月見草の中」ということです。

「月の輪を ゆり去る船や 夜半の夏」

この俳句は杉田久女が詠んだもので、夜半の夏が季語です。

内容としては「夏の夜に月を揺らすようにして去る船」ということです。

「夏草や つわものどもが 夢の跡」

この俳句は松尾芭蕉が詠んだもので、夏草が季語です。

内容としては「夏草はその昔の武士たちの夢の跡のようだ」ということで、この俳句も非常に名作です。

「夏川を こすうれしさよ 手にぞうり」

この俳句は与謝蕪村が詠んだもので、夏川が季語です。

内容としては「手に草履を持って夏川を越す嬉しさ」ということで、足を川の水に入れた楽しい気持ちが十分に伝わるでしょう。

「夏の夜の あけ残りけり 吾妻橋」

この俳句は正岡子規が詠んだもので、夏の夜が季語です。

内容としては「吾妻橋に夏の夜の明け残りがある」ということで、月や星の光が夜が明けても残っていることが明け残りです。

懐かしい東京の吾妻橋の地名が入っている俳句は、馴染みが深くなるでしょう。

「水の奥 氷室尋ぬる 柳哉」

この俳句は松尾芭蕉が詠んだもので、氷室が季語です。

内容としては「この柳の下を流れる上流(水の奥)を遡れば氷室を訪ねるようになるのだろう」ということで、氷を貯えておくための穴や部屋が氷室です。

清涼感を柳、水、氷室の言葉が醸し出しています。

「水底の 草にこがるる ほたる哉」

この俳句は与謝蕪村が詠んだもので、蛍が季語です。

内容としては「蛍が水底の草に恋い焦がれる」ということです。

「夕顔の 花に冷つく 枕かな」

この俳句は小林一茶が詠んだもので、夕顔が季語です。

内容としては「夕顔の花の様子から、枕が冷たく感じられる」ということです。

「夕がほや 月の鏡も またでさく」 

この俳句は横井也有が詠んだもので、夕顔が季語です。

内容としては「月の鏡が出るのも待たないで夕顔が咲く」ということで、月の鏡の表現が素晴らしくて美しいものです。

「やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の声」

この俳句は松尾芭蕉が詠んだもので、蝉が季語です。

内容としては「蝉の声はやがて死ぬような様子は見えない」ということで、存分に蝉の声の特徴を表現しています。

「をととひの へちまの水も 取らざりき」

この俳句は正岡子規が詠んだもので、ヘチマが季語です。

内容としては「へちまの水は一昨日も取っていないなあ」ということで、正岡子規の辞世の句といわれています。

「夕立に うたるる鯉の かしらかな」 

この俳句は正岡子規が詠んだもので、夕立が季語です。

内容としては「鯉の頭が夕立に打たれている」ということです。

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