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夏の季語「夏野（なつの）」の解説
夏野は、広々とした富士の裾野た美ヶ原などのようなところをいいます。青々と茂った草が、風が吹くと大海原のように一斉になびきます。
夏の季語「夏野（なつの）」の子季語・関連季語・傍題・類語など
卯月野（うづきの）／五月野（さつきの）／青野（あおの）
夏の季語「夏野（なつの）」を使った俳句一覧
- 棺桶を舁けば雲ひろき夏野かな ／ 飯田蛇笏
- 幽火戸にもゆる夏野の鵜匠かな ／ 飯田蛇笏
- 照もよしふるも夏野の道すがら ／ 加賀千代女
- 鳥渡り明日はと望む山夏野 ／ 河東碧梧桐
- 馬に乗る人を彼方に夏野かな ／ 河東碧梧桐
- 人何処に酔を買ひ来し夏野かな ／ 河東碧梧桐
- 砲も過ぎしと教ふ夏野の車道哉 ／ 河東碧梧桐
- 島渡り明日はと望む山夏野 ／ 河東碧梧桐
- 笹の中を植林の道を山夏野 ／ 河東碧梧桐
- 水晶山の岩あらは夏野夏山に ／ 河東碧梧桐
- 北千住金魚屋もある夏野かな ／ 久保田万太郎
