発句




発句とは、連歌や俳諧について使用される用語の1つです。

連句の始まりとなる五・七・五の、約17文字を指します。

短歌では上の句といわれる部分にあたり、下の句が続いて同一人物によって詠まれるはずですが、連句ではそのような下の句に相当する七・七を他者から問答のように詠まれるのを期待する意味で、上の句のみの長さの詩句が詠まれます。

その点は、五・七・五で表現しきる俳句とは異なります。

俳句の先駆けとなる俳諧連歌においては、七・七が付されることを期待されることがしばしばありました。短歌の第1句の初五文字や、第1句と第2句、あるいは上の句を指して、同じように発句に分類することもあります。






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