取られなかった句は、寂しい存在です。句会では点の入った句の作者だけが名乗ることが出来、選評を聞くことが出来ます。無点の作者は、何故選ばれなかったのか尋ねるチャンスがありません。理由を聞くことが出来れば改善する方法も見出せますが、スルーされてしまうとどこが悪かったのか いつまでもわかりません。そこで、句会の終了後 先輩方に尋ねてみることをお勧めします。季語がきいていない、とかリズムが悪いとか、親切に教えてくれる筈です。もしかしたら俳句以前の問題 誤字脱字があったのかも知れませんよ。
プロフィール
蜂谷一人
1954年岡山市生まれ。俳人、画人、TVプロデューサー。「いつき組」「街」「玉藻」所属。第三十一回俳壇賞受賞。句集に「プラネタリウムの夜」「青でなくブルー」