よだんかつよう・四段活用【超初心者向け俳句百科ハイクロペディア/蜂谷一人】

文語の動詞の活用の一つです。「書く」を例にとれば

未然形 書かず
連用形 書きけり
終止形 書く
連体形 書くこと
已然形 書けども
命令形 書け

書のあとを見てください。「かきくけこ」の「か」から「け」まで四段に活用するので四段活用と呼びます。さて、文語でよく使う助動詞「り」。完了を表す「り」は、主に四段活用の命令形に接続します。「書く」は四段活用ですから「書けり」はOK。しかし「落つ」は上二段活用ですから「落ちり」とは言えません。同様に「越ゆ」は下二段活用ですから「越えり」も誤り。間違える方が多いので注意してください。

ちなみに口語では「書こう」という形が加わって「かきくけこ」の五段に活用します。これを五段活用と呼びます。

 

プロフィール
蜂谷一人
1954年岡山市生まれ。俳人、画人、TVプロデューサー。「いつき組」「街」「玉藻」所属。第三十一回俳壇賞受賞。句集に「プラネタリウムの夜」「青でなくブルー」

公式サイト:http://miruhaiku.com/top.html

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