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夏の季語「夕立（ゆうだち）」の解説
夕立（白雨）は、夏の午後に降るにわか雨のことをいいます。激しく雷を伴って降りますが、短い時間で止んで風が涼しく吹くこともあります。
夏の季語「夕立（ゆうだち）」の子季語・関連季語・傍題・類語など
ゆだち／よだち／白雨（はくう）／夕立風（ゆうだちかぜ）／夕立後（ゆうだちご）／夕立晴（ゆうだちばれ）／夕立つ（ゆうだつ）
夏の季語「夕立（ゆうだち）」を使った俳句一覧
- 夕立や水ナ底溯る渓蛙 ／ 飯田蛇笏
- 馬車を出て舟を待つまや小夕立 ／ 飯田蛇笏
- 夕立の来むかふ樹々のひかりなく ／ 石橋辰之助
- 夕立来し樹々のにほひのたゞよへる ／ 石橋辰之助
- 夕立や渚晴れゆく波高し ／ 尾崎放哉
- 夕立や後へ逃る気はつかず ／ 加賀千代女
- 夕立や卒爾な雲の一とをり ／ 加賀千代女
- 蹌踉と夕立を見てをられしが ／ 川端茅舍
- 夕立をいのち嬉しきたゝづまひ ／ 川端茅舍
- 夕立来と烏蝶飛び烏飛び ／ 川端茅舍
- 森林帯沮洳に咲く花夕立ちて ／ 河東碧梧桐
- 位山より夕立つ雲ヒタ押しに押す ／ 河東碧梧桐
- 夕立や夕貌棚の雫落つ ／ 河東碧梧桐
- 夕立や何処へのさばる蔦かづら ／ 久保田春耕