目次
夏の俳句自動作成
夏の俳句自動作成(上の句)
夏の俳句自動作成(中の句)
夏の俳句自動作成(下の句)
夏の季語「梅雨(つゆ/ばいう)」の解説
梅雨は、一月に渡って六月ごろに降る長雨のことをいいます。梅雨といわれているのは、梅の実がちょうど熟すころに降る雨であるためです。
夏の季語「梅雨(つゆ/ばいう)」の子季語・関連季語・傍題・類語など
黴雨(ばいう)/梅雨前線(ばいうぜんせん)/梅雨時(つゆどき)/ついり/梅霖(ばいりん)/梅の雨(うめのあめ)/梅雨雲(つゆぐも)/五月雲(さつきぐも)/梅雨曇(つゆぐもり)/五月曇(さつきぐもり)/荒梅雨(あらづゆ)/旱梅雨(ひでりつゆ)
夏の季語「梅雨(つゆ/ばいう)」を使った俳句一覧
- 大陶壺さす花もなく梅雨入かな / 飯田蛇笏
- 汲みもどる谷川くもる梅雨かな / 飯田蛇笏
- 月いでゝ見えわたりたる梅雨入かな / 飯田蛇笏
- とかう見て梅雨の藪下通るかな / 飯田蛇笏
- 二タ媼梅雨に母訪ふ最合傘 / 飯田蛇笏
- 簾外のぬれ青梅や梅雨あかり / 飯田蛇笏
- 衣桁かげ我よればなき梅雨かな / 飯田蛇笏
- なか/\に足もと冷ゆる梅雨かな / 飯田蛇笏
- 沢瀉の葉かげの蜘蛛や梅雨曇り / 飯田蛇笏
- うち越してながむる川の梅雨かな / 飯田蛇笏
- から梅雨や水ノ面もとびて合歓の鳥 / 飯田蛇笏
- 臙脂の黴すさまじき梅雨のかゞみ哉 / 飯田蛇笏
- 梅雨の灯のさゞめく酒肆の鏡かな / 飯田蛇笏
- 深山花つむ梅雨人のおもて哉 / 飯田蛇笏
- 鰺釣や帆船にあひし梅雨の中 / 飯田蛇笏
- 木がくれて梅雨の山家となりにけり / 石橋辰之助
- 長梅雨の瀬のさだめなき岩魚釣 / 石橋辰之助
- 原とほく日は梅雨雲を濡れ移る / 石橋辰之助
- とびからす病者に啼いて梅雨寒し / 石橋秀野
- 梅雨じめり痩せ骨三月(みつき)よこたへて / 石橋秀野
- 梅雨の雷子にタン壺をあてがはれ / 石橋秀野
- 梳(くしけづ)る必死の指に梅雨晴間 / 石橋秀野
- 戻り梅雨寝てゐて肩を凝らしけり / 臼田亞浪
- 網に入るあをさばかりや梅雨曇り / 臼田亞浪
- 青し国原梅雨雲のひらかむとして / 臼田亞浪
- 懶しやたわたわ沈む梅雨の蝶 / 臼田亞浪
- 梅雨荒れの浪に吹かれて浜鶺鴒 / 臼田亞浪
- 海いよよさわだち梅雨の雷近し / 臼田亞浪
- 梅雨気だち薪の渋ると妻が言ふ / 臼田亞浪
- 中だるみせし梅雨のわが七変化 / 臼田亞浪
- 梅雨寒く懐中汁粉ときにけり / 大場白水郎
- 梅雨久し野は雑草の階をなす / 川端茅舍
- 津の宮の鳥居に梅雨の鴎かな / 川端茅舍
- 梅雨雲にすみ竈の火ぞ黄なりけり / 川端茅舍
- 藤棚も蘆そよげばや梅雨明り / 河東碧梧桐
- 磧広う白まさる梅雨入り雲焼けて / 河東碧梧桐
- 奥白川田の藻に梅雨を過すなり / 河東碧梧桐
- 梅雨の地面が乾く立ちつくす彼ら我ら / 河東碧梧桐
- 梅雨の草蝶を沈めし深さかな / 久保田万太郎
- 梅雨の海草にしづみし遠さかな / 久保田万太郎
- わだつみの色深めけり梅雨の壁 / 久保田万太郎
- 空梅雨ときはまる空の照りまさり / 久保田万太郎
- 梅雨寒く四谷怪談消えにけり / 久保田万太郎
- 松の蕊あかるく梅雨に入りにけり / 久保田万太郎
- 睡蓮の池まづ梅雨に入りにけり / 久保田万太郎
- 梅雨寒き火に鉄瓶のたぎりけり / 久保田万太郎
- 蓮の葉のひたすら青き梅雨かな / 久保田万太郎
- 梅雨の草空の光に縋りけり / 久保田万太郎
- 梅雨の屋根沖の光を返しけり / 久保田万太郎
- 梅雨に入る八つ手の古葉焚きしより / 久保田万太郎
- 梅雨の宿一とすぢ川のみゆるかな / 久保田万太郎
- になれたる欅のことに梅雨の園 / 久保田万太郎
- 梅雨ふかし猪口にうきたる泡一つ / 久保田万太郎
- あけてある雨戸一枚梅雨の宿 / 久保田万太郎
- 十薬の花まづ梅雨に入りにけり / 久保田万太郎
- はや梅雨に入りたる蓮の浮葉かな / 久保田万太郎
- 玉葱をつりても梅雨に入りにけり / 久保田万太郎
- 梅雨の傘かたげしうしろすがたかな / 久保田万太郎
- 手摺まで来ては消ゆるや梅雨の雲 / 久保田万太郎
- 梅雨くらしたまたま波をかぶる岩 / 久保田万太郎
- 犬の背にしばらく梅雨のうす日かな / 久保田万太郎
- 梅雨はやき波よけさまのまつりかな / 久保田万太郎
- 噴水のほそぼそ噴ける梅雨入かな / 久保田万太郎
- したしさや梅雨の高聲両隣 / 久保田万太郎
- 梅雨の月閉めわすれたる窓にかな / 久保田万太郎
- 梅雨ふかき鏡花ゆかりの地なりけり / 久保田万太郎
- 梅雨あけやさてをんな坂男坂 / 久保田万太郎
- 梅雨あけし簾透く灯よ東京よ / 久保田万太郎
- 白鳥のひく水尾梅雨に入りにけり / 久保田万太郎
- 梅雨小袖昔八丈梅雨なれや / 久保田万太郎
- よろこびは梅雨の懐中汁粉かな / 久保田万太郎
- 梅雨の鴉しきりにひくく飛べるかな / 久保田万太郎
- 梅雨冷えのサラダのトマト赤きかな / 久保田万太郎
- 梅雨冷えのすゐれんすでに眠りけり / 久保田万太郎