男てふ別の生き物西鶴忌 吉田林檎「スカラ座(2019)ふらんす堂」 西鶴忌は旧暦8月10日。元禄時代の作家 井原西鶴(1642〜93)の忌日です。大阪の町人で初め俳諧を学びます。一昼夜で詠む数を競う矢数俳諧で、2万3500句という大記録を作りますがのちに散文に転じました。「好色一代男」「好色一代女」「好色五人女」など...
俳句の作り方
俳句の作り方の記事一覧
そらりすの光を曲げてこすもすは 小津夜景「フラワーズ・カンフー(2016)ふらんす堂」 コスモスはご存知ですよね。メキシコ原産のキク科の一年草。校庭や公園によく植えられていて、白、淡紅、紅などの可憐な花が秋の風にそよぎます。 ギリシャ語のコスモスは宇宙の秩序や「調和」。ラテン語では星座の世界、すなわち「宇宙」そのも...
健次忌や夜雨に爆ぜる鳳仙花 堀本裕樹「熊野曼陀羅(2012)文學の森」 健次忌は作家・中上健次の命日。8月12日です。中上は、郷里である熊野の風土と、錯綜する血縁関係をもつ人々の愛憎を、ギリシャ悲劇を思わせる重厚さで描き切りました。作風はときに荒々しく、ときに幻惑的に、と評されます。掲句の作者は句集の後書きにこう記し...
新年の季語「なまはげ」の解説 なまはげは、小正月に秋田県男鹿半島で行われている行事のことをいいます。二、三人の村の若者たちが一組になって、鬼の面をかぶって、家々を訪問します。 新年の季語「なまはげ」の子季語・関連季語・傍題・類語など 生身剥(なまみはぎ)/なごめ剥(なごめはぎ)/なもみたくり/ひがたたくり/ななみたくり...
新年の季語「かまくら」の解説 かまくらは、小正月に秋田県で行われている行事のことをいいます。二メートルくらいの高さの雪山を子供たちが作ります。 新年の季語「かまくら」の子季語・関連季語・傍題・類語など 新年の季語「かまくら」を使った俳句一覧 かまくらに不二つまらなき二日かな / 久保田万太郎 豆の花いまかまくらにさかり...
新年の季語「傀儡師(かいらいし、くぐつし)」の解説 傀儡師(かいらいし、くぐつし)は、家々を正月に回って、目出度い舞を人形にさせて祝った門付けの一種のことをいいます。起こりは兵庫県西宮の戎神社といわれています。 新年の季語「傀儡師(かいらいし、くぐつし)」の子季語・関連季語・傍題・類語など くぐつ/くぐつ師(くぐつし)...
新年の季語「恵方詣(えほうまいり)」の解説 恵方詣は、恵方にその年に当たる社寺に初詣することをいいます。恵方というのは、陰陽道で歳徳神がいる方向をいいます。 新年の季語「恵方詣(えほうまいり)」の子季語・関連季語・傍題・類語など 恵方(えほう)/恵方道(えほうみち)/吉方(えほう)/兄方(えほう)/得方(えほう)/元方...
新年の季語「歌会始(うたかいはじめ)」の解説 歌会始は、年の始めの歌会で宮中の年中行事のひとつのことをいいます。歌会始が行われる日は、一月十日前後の吉日になります。 新年の季語「歌会始(うたかいはじめ)」の子季語・関連季語・傍題・類語など 歌御会始(うたごかいはじめ)/和歌御会始(わかごかいはじめ)/御会始(ごかいはじ...
新年の季語「鷽替(うそかえ)」の解説 鷽替え(天神様)は、福岡県太宰府市の太宰府天満宮で一月七日に行われる神事のことをいいます。木でできた鷽を参詣する人たちは手にして、互いの鷽を「替えましょ、替えましょ」といいながら交換します。 新年の季語「鷽替(うそかえ)」の子季語・関連季語・傍題・類語など 新年の季語「鷽替(うそか...
新年の季語「初場所(はつばしょ)」の解説 初場所は、東京の両国国技館で行われる大相撲の一月場所のことをいいます。和服姿の女性も多く見物しており、正月らしい雰囲気に館内は包まれます。 新年の季語「初場所(はつばしょ)」の子季語・関連季語・傍題・類語など 一月場所(いちがつばしょ)/正月場所(しょうがつばしょ) 新年の季語...
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